ねずみの王国からの帰還


28-30日の2泊3日で、暮れの忙しい中、わざわざ関西から江戸のネズミの王国に遊びに行く。
最悪の天気予報をものともせず、うちの家族以外の誰か「史上最強の晴れ人間」に助けられて傘も開くことなく遊びまくる。
前回訪れたのは2年前だが、それでも私の遊びに対してのみ高性能な脳内メモリーは広大なネズミ王国のだいたいどこにどの施設があるのか、的確に情報を呼び出す。
…まずはあそこでファストパスを取って次にここで並んで、その後あそこで再びファストパスを取って、ポップコーンはあそこらへんにキャラメルのやつがあって、2時からのパレードはあそこで待てばよく見えるであろうし…
といった感じで、普段の生活や仕事でこの能力が何故生かされないのか不思議なほどの『段取り&仕切り番長』に変身していた。
28日はディズニーランドを攻めたが、天気予報がもともと雨だったことが幸いしてか人出がそれほどでもなく、6時閉園にもかかわらずファストパスが要るような大物はすべて制覇しつくした。
29日のディズニーシーもそこそこの人出だったが『段取り&仕切り番長』の本領を遺憾なく発揮し、同じく大物はすべて制覇しつくした。
30日はディズニーランドに行くもかなりの人出だったが、初日ほとんど回っているのでとりあえずファストパスで『ビッグサンダーマウンテン』だけキープして、あとは余裕で小物の取りこぼしを回る。

充実である。 ほぼ完璧な運行スケジュールであった。
しかし、何度も言うようだが、この3日間の充実の段取り&仕切り振りが仕事で生かせたなら私は確実にヒルズ族をしのぐ大物になっていたであろう。
でもこの能力は遊びが絡まないと駄目なのさ。
まったく…