★京都納涼古本祭り

というわけで、前回告知のとおりにさっそく行って来ました、京都。
目指すは、下鴨神社 糺の森で今週の月曜より開かれている納涼古本祭り
途中経過ははてなハイクの方をご参考に。
ちなみに去年の様子は⇒

8時半頃家を出て、10時半頃現地に到着。そして15時半頃まで約5時間、昼ごはんも食べずに古書にまみれる。

あまりに見るべきものが多すぎて、会場が広すぎて、体力と気力が持ちませんでした。
今年もやはり、掘り出してやろうという意気込みが強すぎて、初めに時間を掛けすぎたのが敗因か?
次回は弁当持参でさらにじっくり攻めたいものです(一応、北入り口側にはうどん等の軽食が売られていましたが)。
結局、偶然にも昨年と同じく13冊と古絵葉書を1枚購入と相成りました。


 1: キプリング短篇集 (岩波文庫)
 2: 彼らと愉快に過ごす―僕の好きな道具について (ビーパル・ブックス)
 3: 神谷美恵子著作集〈1〉生きがいについて (1980年)
 4: 宮沢賢治フィールドノート―賢治さんと歩いています。 (Tepee books)
 5: この絵本が好き! 2004年版
 6: 日本絵葉書カタログ〈2005〉
 7: YA(ヤングアダルト)読書案内
 8: タルホ入門―カレードスコープ
 9: 犬も歩けば赤岡町―日本で二番目に小さな町
10: 名文 (1979年) (言語生活叢書)
11: 帰林鳥語 (1970年)
12: 世界のオカルト文学・幻想文学総解説
13: 幻想の美学 (1961年) (文庫クセジュ)



自分のお気に入りの本が安くで売られていたりするとつい救出してあげたくなる。
吉田浩子さんの「a piece of cake」やクラフト・エヴィング商會の本を見かけて、つい手が伸びた(結局、重いので救出できなかった、すまん)。
新し系の本はアマゾンでもブックオフ系でも買えるので、普通の本はスルー。
今年は、怪しげ系の本を狙っていたのですが、やはりその辺の国書刊行会の本は古書でも結構お高いんですわ。
12が1冊¥800で一番高額で、あとは3冊¥1000〜¥500とかからの掘り出し。
成果はまあまあでしょうか。

あと1枚古い絵葉書

昔独特の、絵とも写真ともつかない絵柄。
何が書かれているかといいますと、

鹿の園公 良奈

るあで閑長に當本は様ふ遊り群てしと々悠に上の芝蔭の森に處る至園公
いしら愛れ馴に人く能で順温に常非又

買っちゃいました。 奈良県人だから…

1冊¥100のコーナーに並べられて売れていく本はまだ幸せな方で、古書も古書でまっ茶色にヤケて、もはや誰もt手にせず恐らくこの先朽ち果てていくだけであろう本(主に岩波新書岩波文庫系)の塊に悲哀というか怨念のような物を感じました。
来ている人の平均年齢はかなり高い感じで、じいさん率高いのですが、
古絵葉書は古書以上に興味深い物も多く、この場所では珍しく若い女性が時間をかけて探している風景を見かけました。
あと、楽しそうに一緒に本を探しているカップルもいたなあ。


しかし納涼といいながら、今年も熱くて暑かったです。