最近読んだ本、雑誌など


短篇礼讃―忘れかけた名品 (ちくま文庫)

短篇礼讃―忘れかけた名品 (ちくま文庫)

 
ちょいと過去の邦人作家の12の短篇アンソロジー。 
桜庭一樹の読書日記2でも触れられていたが小山清という作家の「犬の生活」というのが、唯一素朴で読んでいて自分の中にストンと落ちた。 
あとはよくわかんねえ。


名短篇、ここにあり (ちくま文庫)

名短篇、ここにあり (ちくま文庫)

 これまた短篇アンソロジーなのだが、作家が現代に近づいているので読みやすい気がする。
巻末に編者の北村薫宮部みゆきによる対談調の解説があるのだが、「はあ・・・こういうところが面白いと感じるポイントなんね」と編者と自分の面白がるポイントのずれを認識して楽しむ。


ナイフ投げ師

ナイフ投げ師

これまた桜庭一樹の読書日記2で触れられていたので読む。 
ミルハウザーと思っていたら、「空飛ぶ絨毯」という話を読んでいる途中で「この話、どこかで読んだぞ・・・」と思い紙の空からというアンソロジーで既に読んでいたことを知るorz...
ここの12の短篇がすべて面白いか?というと「うーむ・・・」と唸ってしまうのだが(私的に、ちょっと退屈かなあというのもある)、氏の独特の世界観は割と好きだよ!


ボマルツォのどんぐり

ボマルツォのどんぐり

帯の「人と本の世界を旅する瑞玉のエッセイ集、ここに誕生!本を手にする喜びがふくらんでくる。読書の楽しさが心にしみてくる」という文句を見るともう買って読むしかないだろうという気になる。
晶文社の本だし。


さみしいネコ (大人の本棚)

さみしいネコ (大人の本棚)

定年して悠々自適のサラリーマンの肩の力の抜けた生活。 もとからこの人は会社員時代からも力抜けまくりという感じも見受けられるが、絶妙な筆運びである。 
めざせ!明るい老後!・・・って最近はきびしいんだよね,( - ゙-),


アップルの人 (新潮文庫)

アップルの人 (新潮文庫)

宮沢章夫氏の著作『牛への道』は衝撃、笑劇的であった。 あの乾いた笑を私は心底愛した。
さすがに最近はあの笑のレトリックに少し飽きが感じられてしまった。
いや十分着眼点が面白いんですがね。


井戸の底に落ちた星

井戸の底に落ちた星

著者の書評を中心に、エッセイと詩、書き下ろし短篇も加えた贅沢な1冊。
読み応え、十分でうっとり。 
書評にある読んでみたい本のページの隅を折り返していたら、この本がごわごわになってしまった。


スペイン、ポルトガル特集。
特別ふろくはイベリア半島全地図でこりゃあ買いだ。
スペインもいいけどやっぱりポルトガルだな。
人が良さそうで住みやすそうだ。
外国の老人はどうしてみな良い顔をしているんでしょうね。
そしてマデイラ島はこんな感じなのね。 蒼井優が◎。 行ってみたいもんです。