最近読んだ本
短編集「石さまざま」より「水晶」、「みかげ石」、「石灰石」、「石乳」の4篇が収録されている。
別に鉱石の解説書でもなんでもない。
やはり雪山に遭難した可憐な兄弟を描いた「水晶」が一番おもしろいか。
「そうよコンラート」
わかる人にはわかる、「水晶ごっこ」ができそうである。
- 作者: アーサー・コナン・ドイル,中田耕治
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1992/11/20
- メディア: 文庫
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うちの兄はミステリーマニアでシャーロッキアーナだったが、できの悪い弟は(つまり私のことだ)ミステリーのミの字も興味を抱かなかった。 すまん。
今頃になって、ポツポツ読み始めた。 すまん。
6つの短篇が収録されていて、どれも読みやすくて面白いやないですか。 すまん。
じゃあ次は長編だな。 いつになるかはわからないけど・・・
うちの兄に、エラリーのベスト1は何だ?と今となっては聞けないことが悔やまれるが、ベスト1との評価も高い「Yの悲劇」を読んでみる。
割と厚めだがするりと読めた。 よく推理小説を読んでいて徹夜したという話を耳にするが、なるほどと思う。
最後に犯人はわかりました。 しかしながら、(ネタばれするといかんので書きませんが)最後の最後の落ちというか、最後の最後での犯人の行動が今ひとつ不可解で、ネットでいろいろ探ってみました。 私と同じように今ひとつピンときていない人も多いようです。背景としての「ハムレット」をまず理解しなければいかんようです。 深いな。