最近読んだ本

少女少年小説選 昨日のように遠い日

“永遠に失われる前の大切な話、選りすぐりの15篇”　というのが帯にかかれたセールス・トーク。

バリー・ユアグローがいて、スティーブン・ミルハウザーがいて、レベッカ・ブラウンもいて、ウォルター・デ・ラ・メアもいるんで、少年少女小説といっても、理路整然、清く正しく、明るく楽しく愉快なお話揃いではない。

一癖も二癖もあるお話ばかりですが、私はかなり楽しく読めました。

アルトウーロ・ヴィヴァンテの『ホルボーン亭』『灯台』がなんとも切なくていい感じです。

そして、何とも不思議な作風のロシア人作家のダニイル・ハルムスの作品に初めて触れました。
柴田氏がせっせと発掘しているというダニイル・ハルムスの作品はここで読めます。

　⇒http://www.villagebooks.co.jp/villagestyle/monkey/kharms/index.html