そして今年も京都で古書にまみれる


昨日ですが、今年も行って来ました、京都下鴨神社糺の森での恒例・下鴨納涼古書まつり

  2007年の日記⇒http://d.hatena.ne.jp/COLOC/20070811/1186843864
  2008年の日記⇒http://d.hatena.ne.jp/COLOC/20080813


今年は開催初日に参加したのですが、前日から近畿で豪雨があるわ、早朝に静岡で大地震発生するわで、ホンマに今日から開催してんの? って感じでしたが、大丈夫やってました。
当日JRのダイヤが乱れまくってたので、糺の森に着いたらもうお昼でした。
すでにお目当ての古書を手に入れてホクホクとして帰っていく人とすれ違う。
毎年正面から奥へ攻めていくパターンを、今年は一番奥まで行ってから戻ってくるパターンを選択してみた。
それにしても、毎年この古書の量は圧巻である。
じっくり見てればゆうに一日以上はかかる。 最初からじっくり見ていると大変なことに。
だいたい、3-4時間が集中力の限度。 最後はもういいや〜って気分になる。
今年は海外の短篇を中心に探す決意。 全集の半端本も狙う。










で、最終的なお買い上げ品です。



 1:ドイツ3 中欧・東欧・イタリア 変身/流刑地にて/田舎医者/断食芸人/巣穴/判決/三人の女/フェルディドゥルケ/肉桂色の店/存在の耐えられない軽さ/侮蔑/流刑地・ほか 集英社ギャラリー 世界の文学 (12) (世界の文学)
 2:世界文学大系〈第93〉近代小説集 (1965年)
 3:世界文学全集〈第28〉チェーホフ (1961年) 三人姉妹・桜の園・六号室・かわいい女 他
 4: ヘミングウェイ全集 全短篇集I 三笠書房
 5:ニューヨーカー短篇集 1
 6:日本幻想小説傑作集 (1) (白水Uブックス (75))
 7:日本幻想小説傑作集 (2) (白水Uブックス (76))
 8:東西不思議物語 (河出文庫 121A)
 9:毎日が冒険
10:少女少年小説選 昨日のように遠い日 
11:日本児童文学館〈10〉ちるちる・みちる―名著複刻 (1971年)
12:日本児童文学館〈5〉赤い船―名著複刻 (1971年)
13:マンスフィールド短篇集 岩波文庫
14:学習 世界地図 日本地図株式会社(昭和22年発行)


1〜4は全集の半端本。 古い全集じゃないと今となっては読めないものもあるし、重い割には(?)安いので。
9は三月書房の掌に納まるどうにもこうにも愛しくなる装丁の随筆集。
10は新刊をそのうち買おうと思っていたがひょんなところで出会ってしまったので買った。
11,12は復刻本。ほぼ新品なのに1冊¥100で叩き売られていたので救出する。
6〜8は好きな幻想系。
13は今出ている岩波文庫のさらに前のやつ。 ¥3500⇒¥800⇒¥100という値札の修正が需要を物語る。
14は昔々小学校の児童が使っていたと思われる世界地図。 今見るとアフリカあたりが全然今と違うので面白い。


総合的にみるとアマゾンとかと比較して決して安く買ってるわけではないんだけれど、まあ一期一会ですから結果良しとしましょう。
携帯電話でいちいち値段調べながら、ちまちま本を選んでるうざい奴がおったので、蹴りを入れておいた(嘘)。
毎年大層暑いが、今年は天気が怪しい分ちょっとましか? でも3時前にぽつぽつ雨も降り出していた。


そろそろ帰ろうかと思った時に、私の名前を呼ぶ者あり。
「やばっ」っと思ったら、大學の恩師。 
去年も姿を見かけて、そそっと逃げたのだが(笑)今年は捕まった。
まあ立ち話も何だからとビールを飲みに行くこととなる。




で、ついでに出町ふたばで豆大福と葛餅と水無月を買ったりもする。



ああ、充実した一日だ。
さらば、京都、左京区、鴨川・・・