ボローニャ国際絵本原画展


今年も行ってきました。 9/27(日)終了なので、何とかすべりこみ。
連休なので混雑を覚悟して行ったが、予想ほどの混雑ではなかった@西宮大谷記念美術館
閑静な住宅街の中にあるので、好きな美術館(でも、この催し物の時しか来ないけど)。



今年もいろんな絵が盛りだくさんで、その絵だけでお話があふれてきている。
じっくり観ていると何時間でも経ってしまう。 10時半ごろ美術館に着いたが、途中雨がぽつぽつしていたのが気になって、わりと早足で観てしまった、今年は。


絵にもお国柄が出るようで、日本人の作品は何となく馴染みやすくてわかってしまうところがあります。 


今年のお気に入りの作品は
●05:グレディス・バッカラー「5つの動物物語」:へそのある呆けたウサギと電線の妙な鳥がたまらん。
●13:古川真澄「親愛なる私のクマさん」:ほんわりとやさしい気分に。
●15:スタッファン・グノスペリウス「ゆっくりおよぐ、サカナのモウド」魚って表情が出せなさそうだけど、ちゃんと表情がでてるんです。
●23:ヒト「まめ」:ぼくとまめという名のロバのおはなし。読書好きなロバ、最高。シンプルな絵なのにやさしい。
●24:今井綾乃「くつやのねこ」:ねずみがブーツを履いている様子を見ている猫の表情が何ともいいです。
●40:エレアノール・マルストン「わたしのともだちはおばけ」:なんだかおかしなキャラたち。
●41:丸岡慎一「鳥たち」:真面目な鳥もいれば、妙にデフォルメされたのも混在していて楽しい。
●45:森内未来「くまさんと会ったくまさん」:13とは違ったくまさん。コラージュがきれい。
●47:中村博之「かげぼうし、どこ行った?」:自分の影を行方を心配して探す猫。心配をよそにワインなど飲んでいるかげの絵がおかしい。 アニメーションにするとおもしろいだろうな。
●66:すぎはらけいたろう「ぶきっちょレストラン」:コラージュの紙のしわの使い具合とか色合いとかがとても素敵です。
●70:シャウン・タン「町のはずれで」:各自1つの電化製品やテーブルの上に正座する犬の後姿の絵が妙に印象的。絵本を読んでみたいよ。


あーもっといろいろあるんだけど、日本人の作品がやたら多いな。やっぱり、とっつきやすいからか?
コラージュという技法にとても魅かれる気がします、最近。 自分ではできないけれど・・・

さあ、また来年も観に行こう!