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猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)


この前のブッツァーティの「神を見た犬」に続き光文社古典新訳文庫
なかなかこの文庫はいい仕事をしていると思う。
ロダーリは児童文学作家らしいが、この本の16の短篇、いずれも話が奇想天外で面白い。
老人が家族に相手にされないからと猫になってみたり、ベネチアがいずれ水没するからと家族全員が努力して魚になったり、オートバイと結婚してみたり、さすらいのカウボーイはピアニストだったり・・・
あまりにキテレツなので、終盤ちょっとおなか一杯気味になりました。