昨年の仕事:もういいです。


某大学の某先生からの年賀状、
“昨年はややこしい仕事を引き受けてもらいましてありがとう”
ややこしい仕事とは、昨年、某学会英文誌の投稿論文のレフリーを嫌々やらされたのよ。
「そもそも私はここの学会には所属していないのでダメでしょう♪」と断ったのに、
「いやいや、ちょっとこの内容の仕事はだれも引き受けてくれないので査読してくれる人がおらんのでなあ」と、なしくずし的に・・・


しかも英文であり、著者は英語圏じゃないの国の人。
一度読んでみて思った「これは・・・ヤバイ」と(ここでいうヤバイというのは今風のヤバイの意ではなく、ネガティブな意)。
目的と結果はわかる。 方法は陳腐だが、1点だけ面白い結果があるので、そこを活かしてまとめれば・・・とは思うが構成と考察がもうGDGDである。


某先生にメール 「あの論文、ダメっす・・・」
返事のメール 「相手は知らない仲ではないので、何とか頼む・・・」


そこから悲劇が始まった。
慣れない英語でその論文原稿の不備を指摘せねばならん。 しかも相手もどうも英語が堪能じゃないようだ。
“ネイティブに英文はチェックしてもらってます!”と相手は言うが、“そのネイティブをここにつれて来い(怒)”というくらい怪しい英文・・・
英語を母国語にしない者どうしが英語でやり取りをする。 あーめんどうなことだ。
普通なら「あきまへん」とあっさりリジェクトするか「他の雑誌に投稿しなはれ」というところを、結局、4回も行き来して、おそらく今回で何とかなるだろうというところまできている。


いい勉強にはなりました。
いい勉強にはなりましたが、もういいです。