最近読んだ本
一年中わくわくしてた (ロアルド・ダールコレクション 20)
「チョコレート工場の秘密」のダール氏が1年の12カ月の各月々について、過去の思い出をまじえてその月の様子、自然の風景を語ってくれます。
タイトルどおり、子供の時の気持ちになってわくわくした懐かしい気持ちを、ちょっぴり思い出したりもしました。
風の音、草の緑、鳥の声、土の匂いがページから伝わってくるのです。
ブレイクの挿絵も素敵だし、すぐに読み終わってしまうのが残念なくらいに良い本です。
- 作者: ジェローム・K.ジェローム,丸谷才一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1976/07/10
- メディア: 文庫
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男三人と犬のモンモランシーがボートに乗ってのテムズ川の旅が面白おかしく、でも途中ちゃんと町の様子や説明が入りながら綴られている。どの登場人物も曲者ぞろいで、些細なことからわざわざ混乱を呼び込んでいる。傍から見る分にはかなり面白いが、こんな勝手な人たちとの旅は遠慮したい。
でもどんなにひねくれていても犬のモンモランシーは許せる気がする。
- 作者: 鈴木晶,森田義信
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1992/09
- メディア: 単行本
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「最も現代的な感覚で、恐怖、魔、闇を描く11の短篇」というのが帯の宣伝文句。
でも92年の本だから、最も現代的というわけでもなかろうか。 最後の話がパトリシア・ハイスミスだし。
何だかよくわからない話もあって、60点ぐらいの評価かなあ。
「懐かしき我が家」は別の本でも読んだ。これは超短篇でひやりとさせてくれる傑作。
あとは「他者たち」という、昔亡くなったはずの人を達を普通に街中で見かけるようになって・・・という話がまあまあ。